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タイミング良くこの記事を目にしたので、書き込みさせていただきます。
私はその昔「dbx」内蔵カセットデッキを何代かに渡り使用していました。
adres内蔵デッキは、当時友人が所有しており(普通の学生でもこのような装置を持つほど、当時は「オーディオブーム」でしたね。)、聴かせてもらった事もあります。
dbxと同じくノイズレスな良い音でしたが、スペックと「自分所有」というひいき目で、dbxの方が良い、という認識だったのを記憶しています。
ここで言われているような「ブリージングノイズ」は全く感じる事はありませんでしたね。むしろ、この記事を見るまで、そのようなノイズがある事を知らなかったくらいです。
当時吹奏楽をやっていた私は、dbx内蔵デッキを使い、自身の参加する演奏会を録音しました。
マイクは、これも当時流行っていたSONYの「ワンポイントステレオマイク」です。
(2万円近い価格は高校生の身には高価でしたが、思い切って奮発しました。)
カセット特有のノイズが全く無い(むしろラインノイズの方が目立つくらいな)音は鮮烈で、録音後に聴いた時は感動しました。
それから数十年が経ち、そのマスターテープ(ノーマル)は紛失してしまいましたが、先日、そのマスターからさらにdbxでメタルテープへコピーしてあったテープ(コピーした事も忘れていました)が偶然出てきたので、オークションで入手した完動品のdbx内蔵デッキで再生したところ、40年近く前の録音、しかもカセットの第2世代コピーとは思えないほど新鮮な音で、一瞬にして当時にタイムスリップしたようでした。
早速PCでWAVデータにしてCDを作成しました。CDで聴くと「最初から現代のデジタル録音」だったかのような音で、数十年の時を超え、感慨深いものがありました。
そのCDは何枚かコピーして、当時一緒に演奏した仲間にあげましたが、「本当に30数年前当時の演奏で、本当にカセットで録ったの?」と驚かれました。
dbxデッキで昔たくさんレコードやCDから録音したカセットは、現在でもCD他で入手できるものが多く、価値は無くなりましたが、この演奏会の録音を残せただけでも、無理をして高価な機器を買い、使用した価値はあったと思います。
adresとはあまり関係の無い話を長々と失礼しました。
またお邪魔します。
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