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初めて書き込みます。
ノイズリダクションは、最終的にはDolby-Cを使っています。
音質的にはDolby-Sのほうが良いようですが、使えるデッキが限定されるのが
悔やまれます。
E to E モードで音質を確認すると一番良いのが Dolby-SR 続いて Dolby-A
次がDolby-S、Dolby-C、dbx、adres、High-Com II、Lo-D Companderの順でしょうか。
E-Eモードで音質が悪いのは、DECKをつないでも意味がありません。
昔、学生のころ dbxよりもadresが副作用などが少なかったと思い
adresをメインに使っていました。(AD-3を2台)いま dbxのModel224と比べると
adresの方が、帯域が狭く感じます。原因は使っている OP-Ampが汎用の4558だからです。 三菱のM5238にすればかなり良くなります。原理的なものでは無いようです。
さて、ソニーのサイレンスですが開発段階ではS-NRと呼んでいました。
技術発表のみ、詳細不明との事ですが 分かる範囲で記載したいと思います。
開発年1981年、1980年にオーディオ・フェアでデモをご覧になった方も
おられるのでは。SONYでは、ノイズリダクション乱立の時期でS-NR自体も後発だった事もあり
オーディオDECK用としての商品化はしなかったが、すでにIC化も完了していました。
(CX-20097)これは後に Beta-HiFiのNRに使われ さらにエンファシス系を固定にして
8mmビデオの音声のNRとして標準となっている。(CX-20184)
Sirenceの仕様は、ダイナミックエンファシスとバリアブルアタック、ホールディングリカバリを有し、
ノイズ低減量: 100Hz/22dB、10kHz/28dB
時定数: アタック 0.5~5mS リカバリ 100mS
リミッタ: 有り
圧縮比: 最大2.0
圧縮伸張特性 対周波数:スライディングバンド方式対応可能
対レベル: 可変
高レベル圧縮; +6dB
周波数分割: 無し
エンファシス:可変 最大15dB 最小7dB
スペクトルエラーは、テープ感度が±3dB変化しても±1dB以内
振幅エラーは、テープ感度が±3dB変化しても±1dB以内
となります。
ご参考になれば幸いです。
HPを末永く続けてください。
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